ゴッホ展個人的感想記、後編です!
前回分はこちらから。

 

今回のゴッホ展は、
「人生を変えたふたつの出会い」というキャッチコピーにあるように、
エリアを二つに分けてあります。
今日はその第二部、二度目の「出会い」部分の展示のリポートです!

 

 

パリで出会った色彩

 

ゴッホ33歳。パリの弟の住まいへ転がり込みます。

芸術の都パリ!当時は「印象派」と呼ばれる、モネ(『睡蓮』が有名)、
ドガ(『踊り子』シリーズが有名)など、
新進気鋭の画家たちが頑張っていました。

 

彼らから刺激を受けたゴッホの作品は変化していきます。
特に色使い。
そうそう!これだよね、ゴッホ!という作風はこの辺りから。
住む場所や周りの環境で、作品ってこんなに変化するんですね。

 

ここで少し、「印象派」について。
印象派、と呼ばれる作品にはこういう特徴がありますよ〜という
条件みたいなものがあるのですが、ちょっと小難しいです。

 

Wikipediaより抜粋。

印象派の絵画の特徴としては、小さく薄い場合であっても目に見える筆のストローク、戸外制作、空間と時間による光の質の変化の正確な描写、描く対象の日常性、人間の知覚や体験に欠かせない要素としての動きの包摂、斬新な描画アングル、などがあげられる。

 

よくわからない。

私個人の勝手な解釈だと、「印象派」の名の通り、
見たものを写実的に描くのではなく、
その印象を表現しようとしている絵、って思ってます。

作品や画家によって違うのですが、特にモネの作品では
「何描いてるのかわかんないけど綺麗」みたいなものがいくつかあって、
例えば『薔薇の小道』。

画像1

どれが薔薇?どこが道?って感じなんですが、
私はモネが見ていた風景の、境界線を曖昧にして、色を全部掻き混ぜたら
こんな風になるんじゃないかなって思ってます。まさに印象。

 


そんな色彩鮮やかな作品に刺激を受け、みんなの良く知る作風へと変化していったゴッホ。
第二部ではその頃の作品が見られます。
その後数々の挙動不審から最終的には精神病院へ入院することになるのですが、
その入院先で描いたという作品がまた圧巻。

 

かの葛飾北斎は動体視力が優れていて、
波が本当に描いたままに見えていた、という逸話がありますが、
ゴッホには世界がこんな風に見えていたのかもしれない、と思うような。

うねる糸杉、渦を巻く雲と空気。迫力です。
展覧会の公式サイトを開くと、バーンと出てくるのが、その『糸杉』です。

 

私は今回の展覧会では『糸杉』が一番好きでした。
お家に飾りたい!と思ったのでミニポスターを購入。
大きい展覧会はグッズも豊富で楽しいのです。
今回はスヌーピーとのコラボ商品が沢山ありました!

 

大体所要時間は私の場合で1.5時間ほど。意外とさくっと見れました。
日によっては混み合っていたりもすると思うので、
(今この時期はなんとも言えませんが)
時間に余裕を持って行かれるのがおすすめです◎

 

教科書に載るような画家の作品を生で見られる機会があれば
是非みなさんも行ってみてくださいね*