毎日読んでくれている人はいるのかなぁ…
ちょっぴり孤独を感じますが、今日も書いていきます。
今日は昨日の透明水彩に対して「不透明水彩」のお話。
◇
不透明水彩というのはその名の通り、
「不透明で、塗り重ねても下の色が透けない水彩絵具」のことです。
主にアクリルガッシュを指します。
ちょっとややこしいんですが、
アクリル絵の具にはアクリルとアクリルガッシュの2種類あります。
アクリルガッシュは不透明。
少し粉っぽいようなマットな質感で、下の色を隠します。
アクリルは比較的透明感があって、乾くと艶が出ます。
水彩のような表現から油絵のような表現まで幅広く使えます。
参考作品として、本日は私の絵を。
これがアクリルガッシュ。
わかりやすいのを選んでみました。
なんていうか、透明水彩に比べて「厚塗り感」「重厚感」がありませんか?
油絵に近い表現も出来ます。
こっちはアクリル。
透明水彩ほどではありませんが、ちょっと透明感のある表現も可能です。
昨日お話した透明水彩と違って、
アクリル・アクリルガッシュは乾くと水に溶けないので、
パレットに出した絵具はその時限り。
完成した絵が濡れて滲む、ということもありません。
あとは耐光性もあるので色褪せしにくいです。
透明水彩と不透明水彩、
どちらが使いやすいか、と言うと、描きたいものにもよるんですが
不透明水彩の方が直感的に使えるのではないでしょうか。
例えばハイライトなど、
「白い部分を描きたいとき」に
透明水彩は紙の白を残すことで表現しますが、
不透明水彩は白を塗って、表現します。
透明水彩の白って、塗っても白じゃないんですよね、、
その辺も先生教えておくれよ…って感じるところですね。
この「残しておく」っていうのが、
まぁまぁハードル高いなと個人的には思います。
ただ、乾いた絵具を何度も使える点で、導入しやすい画材でもあります。
あと、恐らく小学生にこちらを使わせるのは上記の点の他に
「味が出やすい」「偶然の表現が生まれやすい」ことから、
想像力を育めるとか、そういう意図もあるのかもしれません。
◇
何にせよ、大人になると失敗が怖くなるものです。
「こんなの描きたい!」という意思も強くなるものです。
なので、
どちらを使おうか悩んだときには、
「透明水彩」「アクリル」「アクリルガッシュ」でそれぞれ検索してみて、
好き!と思える作品が沢山出てきた画材を選ぶのが良いと思います。
絵具、パレット 、筆洗、筆、揃えるのが大変だよ〜
という場合には、
透明水彩の代わりに水彩色鉛筆
アクリルの代わりにクレパスで、お試ししてみてください。
そして実はまだまだ、絵を描く道具はたっっっくさん、あるのです。
というか、紙に押し付けて引っ張ったときに
紙に何らかの色がつくならそれはもう、画材です。
私も知らないことが沢山あるので、
こうして記事にしつつ、一緒に学んでいきたい所存です、
本日もお読み頂きありがとうございました*
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