突然ですが、
頭の中に「絵描き」を思い浮かべてみてください。
何を持っていますか?
その人は多分、
こういうものを持っていて
こんなのに絵を描いていませんか?
(違った方は申し訳ございません。)
違った方も、今回だけコレを想像して頂くことにして。
コレは二つのパーツに分かれておりまして、
まずこれが、キャンバス(カンバスとも)。
このキャンバスを、描きやすいように立てる為のスタンドが、イーゼルです。
本日はこのうち「キャンバス」のことをお話していきます。
オススメリンクも貼っていきます〜
実のところ、私も専門知識はあまり無いので、調べつつ、
ものすごーく省略してざっくりと、わかる範囲でご紹介してまいります◎
◆キャンバスって何?
キャンバスというのはそもそも、
「帆布(はんぷ)」という厚手の布のことを指します。
帆布バッグ、とかありますよね。
このキャンバスを、木で作った「パネル」という枠組みにピンと張ったものが、絵を描く時に用いるキャンバスになります。
現在は帆布以外にも色んな素材があります。
同じように、木製パネルに紙を張って描くことも多く、
これをキャンバスと呼ぶ場合もあります。
つまり、「木製パネルに絵を描く為の何かが貼ってあるやつ」がキャンバスです。(ざっくり言うと、です。)
◆キャンバスの種類
画材屋さんや、東急ハンズに行くと、キャンバスが売っています。
布が貼られた状態のものと、裸の木の状態のものがあるかと思います。
木だけのものはどうやって使うかと言うと、
もちろん直接描いてもよいですし、あとは、紙を張って使うために販売されています。
紙をパネルに貼るのは、大体の場合自分でやります。
「水張り」と言って、紙全体にハケで水を塗り、柔らかくしてから、
パネルにピンと、たわまないように張ります。大きいと大変!
水張りテープという道具などを用いて固定し、乾いたら、描けます。
こうすることで、水彩絵具など水を沢山使うもので絵を描いても、
紙がブヨブヨになりません。
(水張りせずに、ペラペラの紙に水彩で描くと、反ったり波打ったりするのです。)
完成したら、そのまま飾っても良いし
カッターを使ってパネルから切り離して額に入れて飾ることも出来ます。
剥がした後の木製パネルは使いまわせます。
布が張ってあるキャンバスは、油絵やアクリル絵の具で絵を描く時に使います。
透明水彩も使えなくはないですが、描く前にひと工夫、準備が要ります。
(〇〇用って書いてあるものが殆どなので、購入の際にはチェックしてみてください。)
なぜわざわざ布に描くのかっていうと、使う絵具によっては、紙だと弱すぎるから。
あと保存性も良いですかね、多分。
なんか長持ちしそうですよね。なんとなく。
もしくは、単純に「布の質感が好きだから」という場合もあります。
私は布張りのキャンバスの質感が好きなんですが、
いっぱい描いてると嵩張って大変なので、練習とか人にあげる物は
「キャンバスボード」というものを使うことも。
布張りキャンバスと同じような質感で、分厚目の厚紙くらいなので、幅を取りません。オススメです!
◆下地のススメ
キャンバスで絵を描くときは、「下地材」を塗ることが多いです。
下地っていうのは、そうですね、、
お化粧で言うところの「ベースメイク」です。
艶肌にしたいか、マット肌にしたいか、みたいな感じです。乱暴に言うと。
布の質感を残したかったら下地を薄めに塗れば良いし、
ツルツル真っ直ぐな質感で仕上げたかったら、しっかり下地を作っていく必要があります。大変なんです、これが…
実際絵を描くとなると、
艶だとかマットだとかでは到底賄えないほどの下地の種類があります。
例えば所属アーティスト、イユダエマが制作したこちらの小物入れ。
塗り壁のような、ザラついた感じ、わかるでしょうか。
これ、元々はただの木製の小箱でして
これに、石のような質感になる下地材を塗って、
上の写真のような質感を出しているのです。
このように、色んな下地を作ることが出来るので
ハマると大変、奥が深いと思われます。
◇
だだだだだーっと書きましたが、
一番初歩的なところだけ触れましたので、
お店で見る時に「あ、これが言ってたやつかー」くらいの
知識にして頂けたらと思います。
一個一個説明するとボリュームがすごくなっちゃうので
ちょっと興味あるんだよね、という方が
触りだけ知りたいという時に役立つかな、程度ですが…
キャンバスは、質にこだわらなければ
『フライングタイガー』や『IKEA』など
大きな海外雑貨店でリーズナブルに手に入ります!
試しにやってみたい、という方にはとってもオススメです。
さらに、四角形以外にも
ハート型、六角形、三角形、円形のキャンバスなどもあるのです…!
→笹部画材通販サイト
これはトキメキます。
何の絵を描こうかワクワクしてしまいます。
今日は小難しい話になってしまいました。
巷で見かけるあの道具はなんぞや、というテーマでお送りしました。
また明日も是非よろしくお願いいたします*
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